鳥ノ描く螺旋



鳥ノ描く螺旋を信じる男が居た
そんなもんに理由も根拠もへったくれもない
不自由な感受性はヨレて
不完全な旋律はうまれる

俺という存在の中の俺という不確かな存在
目的に向かうのか、目的こそが目的ではないのか
場末の居酒屋で哲学者は雄弁に説く
鳥は居ない、俺も居ない、目的も無い、すべては無だと

俺は唾を吐いて云ってやるよ


ショパンの調べにホームレスは踊る
白く伸びた月が俺の淵を覗き込む
あの十字路で魂をブルースに売った男
奴はまだ、くたばっちゃあいないぞ

バスキアの選択に摂理は解け合って
不自由なる自由を人は調和と知る
君の心をズタズタに切り裂いて
抱きしめるフリして慰めてやりたい

感情は水だ


ジャック・マイヨールが潜っていたのは、実は海なんかではなくて
深く暗いこの胸の奥に潜む何かだったのかもしれない
チャップリンは肉を拒み、ヒトラーは己を拒む
ジャンヌはただの少女だった
手塚治虫が全てを繋げ転がす

肝臓をやっちまったアル中がトンネルの出口に差し掛かる頃
胸に穴の空いた中年の携帯が顔も知らぬ少女のメイルを着信する
息を潜めみられている
息を潜めみられている

思考は糞だ


ロジックなどない


これは空論だ



(C) copyright 2006 今野大輔, all rights reserved.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SEO [PR] ギフト 音楽配信 冷え対策 わけあり商品 無料レンタルサーバー ブログ blog